亡国への途を極める「大学学費無償化」政策

政府は三人以上の子供を持つ家庭に対し大学の授業料を無償化する方針で調整に入った。

所得制限は設けない方針で今月中に決定する「子ども未来戦略」に盛り込むことを目指すという。

子育てをしやすい環境を整え、若年層の知能の啓発をはかる訳であるから、財源さえ確保されていれば国民の誰もが反対はしないであろう。

大方の国民が諸手を上げて喜んでいる中で、あえて異議を唱える。

いまの日本人は極楽島のアホウドリよろしく目の前に並べられたご馳走に狂喜乱舞している状態だ。

これに対し毒饅頭の可能性を指摘し「待った」をかける。民族の触覚として、現状の先にある危機を説くのが我々の使命でもある。

 

本来、大学は義務教育や高等学校での勉学では追求し得なかった高度な専門的知識を学ぶための場であった。

しかし、今では大学卒という学歴を取得するための場、社会人になる前青春の4年間を謳歌するための遊びの場となっているのが現状だ。

勿論、真剣に学業に専念しその知識を将来の国作りに生かしたいとの意欲を持つ若者もいるだろうが、大多数ではあるまい。

いまや大学は全入の時代。募集定員に満たない大学が溢れ外国人留学生でなんとか定員を満たしているのが現状。

入試における難易度が低く、所謂「Fランク」と称される大学だ。

受験すれば誰でも合格できるのだから、予備校の模試における合否の判定が不可能。ボーダーフリーという事になる。

政府の掲げる三人以上の無償化政策により、本来は大学に進学する予定が無い、進学してはいけない層が

Fランク私大に入学してくれるので定員割れを回避できる。

つまりは、やる気のない名ばかりの大学を政府が税金を投入して救済してやることになる。

馬鹿げた話だ。

中学校を卒業して就職する人間もいる。

15歳で社会人となり、板前を目指し親方の下で厳しい修行に打ち込む青少年の給与にも課税されているのである。

その税金から遊び三昧の学生の学費が捻出されることになる。

この不条理を無批判に受け入れて、諒とする国民に明るい将来など来ないであろう。

 


出産一時金の増額で解決はしない

社会の不条理を糾す会

12月17日第三土曜日となり、東京では本年最後の新宿駅頭街頭演説会。

日暮れが早くなり四時を過ぎると寒風と共に夕闇が押し寄せてくる。

 

 政府が出産時の支援金を増額する事に対し反対する声は聞かれない。

若い夫婦などからは「それでも負担は大きい。無料にして欲しい」、などと言う意見も出ている。

  政府は少子高齢化による将来の納税者、社会保険料負担者を増やしたいがための出産奨励策を打ち出しているが、

  子供を産み育てようとする夫婦において、そのような義務感はない。

将来の人口減少を危惧し人口を増加させようとか、老人に対する年金の財源を負担してもらう為に子供を多く出産しなければ、と言った義務感など微塵もない。

  夫婦の愛の結晶である子供を授かり愛しみたい、家の後継者として育って欲しい、と言った個人的欲望の方が強いだろう。

 子供なし家庭や独身者から頂いた多額の税金で出産・子育を全うして、結果その子供が就労の義務・納税の義務を果たさなかった場合、税金から支払った出産・子育ての費用を国庫へ還せと言えるのか。言える訳が無い。

 国の定めた政策に従って子育てを全うする夫婦などいないのだ。

 

 

  親は子供の将来に対し夢を託す。どんな職業に就いてもらいたいとか希望を思い描く。

しかし、実際には親の思う通りに子供が成長してくれることはまずない。

子を持つ親ならば誰もが痛感している事なのだ。

 政府の思い通りに国民が足並み揃えると思ったら大間違いだ。

社会の不条理を糾す会 (wordpress.com)


夫婦同姓が家族の結束となっているのか

 男女が結婚して夫婦となればどちらかの姓に統一するのは当然と思っている。

それぞれが別々の姓を名乗っていたのでは家族としての結束が取れない、離婚を誘発する、家族がバラバラになる、というのは理解できる。

 しかし、現代社会においては同姓であろうと別姓であろうと、あまりにも安易に離婚が成立しすぎてはいまいか。

 元の姓に戻すための役所や銀行への届け出が大変だから、といった程度であり大した抑止効果は見られないのではないのか。

 そもそも離婚する事が悪、とまでは言わないが「極力避けるべきこと」と言った認識はないし、避けるべき事柄として教育されていない。

 むしろ結婚・離婚・結婚を繰り返すことが転職と同様に自身のスキルアップと捉えられ推奨するが如き風潮すらある、

 テレビのワイドショーでは芸能人の結婚・離婚が連日報じられているので一般人も感覚が麻痺しているのかもしれない。

 彼らは商売として結婚・離婚を繰り返している。テレビや週刊誌から報道してもらう為に、世間から名前を忘れられない為に繰り返している。特殊な人種であり一般人においては恥ずべき行為にさえ当たると認識せねばならない。

だからこそ従来より「私、一度失敗しているのよね」、などといった言い方がされている。

 

 今の議論では何のための夫婦同姓なのかが抜けている。

 一度結婚したら離婚してはいけない、と民法を改正するか。

少なくとも子供が生まれた以上、子供が成人するまで夫婦が離婚・別居する事を許してはならない。

離婚するなら子供を産んではいけない。離婚しない決意があるなら産みなさい。

この価値観を国民が共有していれば別姓も構わない。

そして、男性が女子の姓に換えることが現在よりも一般化しても良いだろう。

 要は夫婦の中身の問題なのだ。


婚姻関係無き出産を禁止する

妊娠・出産とは人生における一大事業。

一人の生命をこの世に中に出生させ、これから先に待ち受ける80年か90年の人生を踏み出す責任が伴う。

故に夫と妻が正式に結婚した上で、合意の下で行う大事業なのである。

と、正論を訴えたつもりであるが、現代の多様な価値観とかいう前では必ずしも結婚は必要ないらしい。夫またはパートナーの存在も必要としないのが現代流なのか。

 

 昨年11月に東京港区の公園に生まれたばかりの乳児が埋められていた死体遺棄事件で11月1日に当時大学生であった兵庫県の23歳女が逮捕された。複数のマスコミ報道をみたが夫の存在には一切触れていない。

妊娠・出産するからには相手の男が存在しなければならない。

状況から鑑みて独身であったと思われるがマスメディアは当然の事という認識なのか一切触れていない。

ここには結婚もせずに妊娠する、出産するということが日常化してしまっている現実がある。

婚姻関係を結んだ夫婦のもとで望まれる形で祝福を受けてこの世に生を受けるのが当たり前と言った価値観を認めていないのである。

私のような価値観を古いと否定する勢力が存在するのかもしれない。

 しかし、この世に生まれてくる子供の立場を考えれば、如何なる形の出産・子育てが望ましいかは論を待つ必要もない。

物心ついた子供に対し「お父さん・お母さんのいる家庭とお母さんだけの家庭とどちらが良かった?」、と問うてみればわかる事だ。

 

 父親の存在も明確でないなかでこの世に生を受けてきた子供は果たしてそれを望んでいるとでも思っているのか。

 獣のように身勝手な欲望のなかで妊娠・出産が繰り返されて健全な子育て環境などできるはずがない。

正式な結婚をしないカップルは出産をしてはいけないのである。

 

 

「泣き止まず首を絞めた」空港トイレで出産した赤ちゃんを都心の公園に埋めた23歳の母親逮捕

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羽田空港のトイレで出産、その後…

カメラに向かいポーズをとる若い女性は、神戸市の衣料販売員、北井小由里容疑者(23)。産んだばかりの赤ちゃんの遺体を東京港区の公園に埋めた疑いで逮捕された。 【画像】乳児遺棄した疑いで逮捕された北井小由里容疑者 11月2日送検された北井容疑者。なぜ神戸市に住んでいる容疑者が、東京都心の公園に赤ちゃんを遺棄した疑いで逮捕されたか。 2019年11月当時、兵庫県内にある大学の4年生だった北井容疑者は就職活動のため飛行機で上京し、その直後に羽田到着直後に産気づき空港内のトイレで出産した。 その後北井容疑者は港区東新橋にある区立イタリア公園を訪れ、赤ちゃんを遺棄したとみられている。

公園の遺体を発見したのは保育園児

公園の植え込みから遺体の一部が地面から出ているのが発見され、110番通報があったという。 発見したのは公園を利用していた保育園児。 遺体は横向きに埋められ、頭の右側と腕の一部が土から出た状態。 生後間もない女の子で、衣服は身に着けておらず、へその緒も付いたままで、さらに口にはティッシュが詰められていた。 調べに対し北井容疑者は、「口にティッシュを詰めたが泣き止まず首を絞めた」と供述している。

警察による執念の捜査

警視庁は周辺のタワーマンションなどに住む約800世帯に聞き込みを行っていた。 公園周辺の住民: 警察官の方が半年に1回くらい、2回ほどいろんな調査に来て、唾液採取とかされていろいろ聞かれました。最近のママ友で妊娠されてたのに、赤ちゃんをつれてないとかそういう方いませんか?とか。 しかし有力な情報は得られず捜査は難航。そうした中で容疑者特定の手掛かりとなったのが防犯カメラだった。 警視庁は公園周辺の防犯カメラ映像を基に3万人近い通行人を1人ずつ解析。 その結果、遺体発見の数日前に、袋を抱え公園に出入りしていた北井容疑者が浮上した。 その後の調べで、北井容疑者が当時妊娠中で、出生届も出されていないことが判明した。 北井容疑者が2019年9月に受診したという産婦人科は、「27から28週目くらいだったと思う。嘘を言ってるなってのは印象的だったので記憶にはある」と話す。 この産婦人科によると、北井容疑者は妊娠した可能性がある時期についておととしだと偽っていたという。 警視庁は捜査本部を設置し、今後殺人の疑いでも追及する方針です。 「イット!」11月2日放送


キラキラネームは虐待の前兆

 また、母親による幼い我が子への虐待死が発生した。

この母親にとって我が子は愛しむべき対象ではなく、男と遊び惚ける際の邪魔物に過ぎなかった。      報道では3歳の長女である稀華(のあ)ちゃんとの二人暮らしでったと報じられているが父親の存在については何も言及されていない。

父親が死去した後に女で一つで子育てに奮闘していたのか、大人達の都合で勝手に離婚して父親不在で育てられたのかによって立場は大きく異なる。

 後者であればその時点で子供にとっては虐待を受けたに等しい。子供は両親の愛情に育まれて成長する権利がある。離婚するなら初めから子供を産むべきではない。

 マスコミ報道においてもシングルマザーというものが当たり前の存在と思っているようであるが、子供にとって父親のいない環境で生育しなければならないというのは、周囲の子供に比べてもハンディを背負っている訳であるから、当たり前として放置してはならない。

 

 そしてこういった不幸な事件において遭遇するのは必ずと言っていいほど子供に付けられた一種独特、まともに読み上げることができない名前である。

稀華を誰が違和感なく「のあ」と発音してくれるのか。これからの長い人生においては幾度となく

「のあ」です、と自ら説明しなくてはならない。

そういった重荷を生まれ育った直後から子供に課する親であるから、虐待するであろう事は容易に想像できる。

役所では名前の届け出がなされた段階でこの所謂キラキラネームに対しては警戒感をもち、児相や地域と連携して監視の眼を向ける必要がある。

 人間の子供をペットとして見ているからこそ、このようなふざけた名前を付けるのである。

子供は親を選んで産まれることはできない、そして自分の名前も選べない。

 

 現下、安倍政権においては人口減少を解消するとして「子供をたくさん産みなさい」「産み易い環境整備を」と出産を奨励しているが、両親の愛情も知らぬままに年を重ねる子供を増産することで、この国が良くなるのか。

将来的に就労の義務・納税の義務を全うできるまでに成長できる環境が整っているのであろうか。

 

3歳娘放置死 逮捕の母は5月にも交際男性と旅行 日常的に育児放棄か

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毎日新聞

 東京都大田区の自宅マンションで6月に女児(3)が8日間一人きりで放置され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の梯(かけはし)沙希容疑者(24)が、事件1カ月前の5月も3日間、女児を放置し旅行に出掛けていたとみられることが8日、捜査関係者への取材で判明した。梯容疑者は女児の死亡前、交際相手の男性と会うため鹿児島県に旅行したが、5月も同県で同じ男性と会っていたという。警視庁捜査1課は、日常的な育児放棄(ネグレクト)があった可能性があるとみている。

 梯容疑者は6月13日までの8日間、同県に出掛けて大田区蒲田1の自宅マンションに長女の稀華(のあ)ちゃんを放置し、脱水症状と飢餓状態にして死亡させた疑いがある。捜査関係者によると、梯容疑者はこの間と同様、5月上旬ごろにも稀華ちゃんを放置して同県に旅行をしていたとみられる。容疑を認め、「留守にしても大丈夫で、死ぬとは思わなかった」と供述しているという。

 梯容疑者は居酒屋で働きながら一人で稀華ちゃんを育てていた。出勤時は稀華ちゃんを自宅に残していたが、仕事後にパチンコに行くなどして帰宅が遅くなることもあったという。【土江洋範、最上和喜、鈴木拓也】


あまりに場当たり的な一斉休校要請

227日午後6時に政府は新型コロナウィルス対策として32日から全ての小中高等学校に対し春休みまで休校を要請すると発表した。

命を守るという大義名分の下、あからさまに反対を表明する人はみられないが甚だ疑問を含む措置である。

何故に32日からなのか。そして何故に4日前になってからの要請発表なのか。まったくその根拠が示されていない。

227日に発表し、その14時間後には子供達には今期最後の登校となる。

教員においては休業中の課題を用意する有余も与えられていない。

休校に伴い職場に出勤できない親に対して雇用主は配慮せよというが財政的な補償は発表されなかった。

職場に出勤しない社員に対し給与を払い続ける財政的基盤のある大企業ばかりではない。

一人二人の社員が出勤できなければ危機的状況に陥る零細企業もある。

現に子供を持つ看護婦が出勤できずに病院の機能が麻痺している。

 

学年末のこの時期、卒業式を控えた最高学年の児童・生徒においては228日の登校を最後に同級生達と会えなくなる。

人格形成を担う感性多感な子供達が残されたわずかな時間において学校生活の最後の思い出を教師や友達と育みたい。

この貴重な時間に築いた思い出を胸に未来に雄飛する、という子供達の感性を無視した安倍首相の英断である。

こういった成長過程にある子供達の心情を簡単に無視できるのが安倍首相の強みでもある。

子供を持つ親であればその心情に思いを寄せて、多少の有余をもって子供たちを送り出してあげたいと思うところ。

休校を二日か三日先送りするか、二・三日早くに要請発表して何の不都合が生じるというのか。

しかし、子育ての経験も無く教育の現場に身を置いた体験も無い安倍首相であるからこそ、そのような配慮を施す必要性を感じないで済んだ。

「もしも自分の子供だったら」、と言う身近で切実な思いを持たなくて済むのが安倍首相夫妻の特徴である。

森友学園問題でも安倍昭江女史などは幼児教育が我が身にとって無関係であるからこそ、籠池氏の見せ掛けだけの愛国教育を賛美してみせたのだろう。

 

もしも、今回の英断を批難しようものならば「私は子供がいないから分からない」とでも言ってしまえば、

誰も突っ込んだ批判はできなくなる。

なんといっても子供を待たない夫婦は絶対的な弱者とみなされており批判のできない存在なのだから。


再婚相手の子供と共生できるのか?

 9月17日にさいたま市で9歳男児が殺害された事件で、19日夜32歳の継父が殺人容疑で逮捕された。

教師である44歳の母親がどういう経緯で前夫と離婚し32歳の無職男と再婚したのかは不明であるが

9歳の子供にとって幸せな環境でなかったことは事実であろう。

 兄は父親に引取られた事で兄弟は離散し「兄は連れて行かれてしまった」と周囲に悲しみを口にしていたいう。

 本件において継父による虐待は確認されていないようだが、最近各地で発生している乳幼児・児童等に対する虐待や殺人においては母親の再婚相手である継父による犯行が多発している。

 多くの場合、再婚相手はあくまでも女である母親との結びつきを望むものであり、連れ子は付属品・厄介者と見られてはいまいか。

勿論、子供に愛情を持ち我が子同然に愛情を注ぎ可愛がって育てている男もいるだろうが、そのような幸せなケースがどれ程あるのだろうか。

 

 子供を産んだ以上は両親が一緒になって成人するまで子育てに従事する義務がある。

子供のことを考えれば今流行の「シングルマザー」という存在自体が子供に対する虐待そのものではないのか。

「私は一人で頑張って子育てやってます。お仕事もバリバリやってます」、と周囲にアピールで満足か。

シングルマザーの子供に「両親のいる家庭と母親だけの家庭とどっちがいい?」、と聞けば答えは決まっている。

子供の意志で家庭環境を選べないが、両親は自分たちの都合で片親家庭を選択したのだから、子供こそが最大の被害者ではないか。

離婚するくらいなら子供を作るな。子供を作る以上は子供が成人するまで何が何でも離婚をするな。

結婚生活なんて言うのは全てが寛容と忍耐の連続である。

その上、母親と暮らしている家庭にある日突然見ず知らずの男が同居してくる。子供はどれほどのストレスに苛まれるか考えたことがあるのか。

 

 

 しかし、現在の自民公明党政権においては、「兎に角、子供をたくさん産んでください」との政策を唱っている。子連れで離婚することが悪いことであるとは捉えていない。

そしてシングルマザーには手厚い育児・児童手当まで支給している。

 子供の育成環境は問わずに頭数さえ増やせれば良い、というのが現行日本の無責任政策であり、

庶民はそれに従い計画性もないまま欲望に奔った結果として子供を産み、飽きたら離婚して

福祉の恩恵の下、税金で食い繋ぐこととなっている。

 

 死別による片親世帯においてはそれなりの手厚い援助が必要であるが、男女間の勝手な都合による離婚・片親世帯に対する支援は不要である。

 離婚した父親が何処かで存命であれば子供が成人するまでの養育義務がある。

別れた夫(または母親)が金銭的な負担を負うべきなのである。

 

 男女間の「勝手な都合」と言われても夫婦間にはそれぞれの事情がある、と言われるのは理解できる。夫の暴力・不貞・借金ギャンブル等々。しかしそんなことは2〜3年も一緒に暮らせば分かることであり、相手を見極めて信頼に足ると分かってから子供を作ればよい。

 戦後体制下、自民公明党政権による安易な少子化対策・人口一億人維持が不幸な子供を量産しているのだ。

 

 

 

https://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/190919/evt19091920240045-n1.html

さいたま市見沼区大谷の集合住宅で、ここに住む小学4年生、進藤遼佑(りょうすけ)さん(9)の遺体が見つかった事件で、埼玉県警は19日夜、死体遺棄容疑で父親の無職進藤悠介容疑者(32)を逮捕した。容疑を認めているという。捜査関係者への取材でわかった。

 県警によると、遼佑さんの遺体は18日未明、自宅と階段の踊り場を挟んで向かいの空室のメーターボックス(高さ約180センチ、幅約60センチ、奥行き約40センチ)内で見つかった。遼佑さんはTシャツ、半ズボン姿で靴下をはいていたが、靴は履いていなかった。司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息死だった。

 遼佑さんは義理の父の悠介容疑者と教員の母親(42)との3人暮らしで、事件当日は小学校から午後4時ごろまでには帰宅したとみられる。予定していた17日午後5〜6時台の英会話塾には姿を見せなかった。母親が仕事から帰った際には不在で、母親は悠介容疑者から「塾に行った」と説明された。夜になっても帰宅しなかったため、母親が同日夜に110番通報。翌18日午前0時40分ごろ、警察官が遺体を発見した。


新入生5名の入学式

4月9日、都立高校では一斉に入学式。近隣の都立工業高校でも全日制と定時制で入学式。

小生は6時からの定時制に自治会を代表して来賓として参列する。

中野区選出の三人の都議の中で立憲民主の西澤氏はよく来ている。公明は来たり来なかったり。今回は高倉良生氏参列。

希望の党の荒木千陽氏は見たことない、でも祝電だけは届いていた。

今年の新入生は定員30人に対しわずかに5名。全て男子、年々少なくなっていく。

 

 入学式開式当初4組の保護者が着席していました。という事は一人の生徒の保護者は来ていない事になります。

どのような事情があって来られないのか。どの生徒の親が来ていないのか。アノ子かな、と想像を巡らして一人やきもきしていました。

が、開式の後しばらくたって後ろの方から小柄な女性が入って来て保護者席に着席しました。

「アッ、お母さん来てくれたんだ」と思うと我が事とのように嬉しくなりました。まるで小生が生徒自身であるような錯覚さえ覚えた瞬間でした。

もしかしたら片親世帯なんだろうか。家計を支えるためにフルタイムで働き、息子の入学式と言えども職場を抜けてくる事もできなかったのか。

また勝手に妄想を巡らしていました。

入学式の終了後、できるなら歩み寄って「来てくれてありがとう」と握手をしたいくらいでした。

小生が述べた祝辞のなかの訴えのほんの一端でも生徒・保護者の心に響いてくれるなら幸いです。

 

   祝辞

 新入生の皆さん、東京都立中野工業高等学校定時制課程へのご入学、誠におめでとうございます。

 本日、PTA会長が所要の為ご欠席という事なので、代わりまして本校の学校運営連絡協議会を代表して私・槇泰智が一言祝辞を述べさせて頂きます。

 皆さんは中学校での三年間をどのように過ごしてきましたか。

 正直なところあまり快適な学校生活が送れていなかったのではないでしょうか。勉強の面で皆より遅れてしまったりとか、人間関係が上手く行かなかったりと、周囲の同級生と比べても大きな悩み苦しみに直面していた時期が長かったりはしませんでしたか。

 卒業後の進路にしても目標が定まらずにイライラしたことはありませんでしたか。

 結果的にベストの選択ではなかったけれど、他に行くところもないので、取り敢えず中野工業高校定時制に入学したという人もいるでしょうね。

 そんな不安を抱えた中での入学式ではありますが安心してください。周りにいる同級生も殆どは同じ境遇なのです。

 今年は例年になく応募者が少なく結果としてここにいる五名の皆さんが新入学生として本校の入学式に臨むこととなりました。

 数ある選択肢の中からようこそ、この中野工業高校定時制課程を選んでくださいましたね。心より歓迎します。

 

 まず目標とするのは四年間を本校で勉学に励み卒業証書を手にすることです。良いか悪いかは別にして今の世の中、高校卒業の資格がなければ、希望する職業に就く事は困難な状況にあります。

 今の皆さんにとって大切なのは自分たちが毎日通う学校があって教室があり、そこには自分の机があること。そこに行けば何でも相談できる教師がいて、語り合える仲間がいることです。

 高校卒業の資格を獲るだけなら通信制など様々な選択肢もあるでしょう。しかし、年間に数回登校し同級生の素性も分からない。自分の性格や家庭環境を理解してくれる先生もいない。パソコンを通して課題を提出して卒業証書をもらう。それで高校生活を送ったと言えるでしょうか。

 今の若者にはコミュニケーション能力が欠如していると言われます。人と接して会話をする。相手の顔色や仕草をみて相手の気持ちを理解することが重要なのです。メールやラインなどの通信機器を使い簡単な文章や絵文字だけの送受信で相手の感情を斟酌する、慮ることはできないのです。

 学校に来れば上級生も含めた生徒同士は勿論のこと、先生とのコミュニケーションも活発になります。

 先生方は積極的に皆さんのプライベートな悩み事にも真摯に耳を傾けてくれる事でしょう。何でも相談してみてください。

 

 ここ中野地域の中学校において進学問題で行き詰った生徒の受け皿として言われる言葉があります。

 「最後は中工」という事です。

 そして、中学校や教育関係者・PTA地域の皆さんが一律に言うのは「中工は面倒見が良い」、という事です。

 どんな、問題を抱えた生徒でも受け入れた以上はトコトン面倒を見て卒業まで送り出してくれる。そのように認識されている学校なのです。

 だから先生方もそういう地域の期待を裏切ることができないのです。親身になって皆さん一人一人と向き合ってくれるはずです。それが中工の伝統であり特徴なのです。

 それには皆さんが先生方の熱心な指導に応えてくれるだろうとの前提が必要なのです。最終的には皆さんのやる気次第なのです。

 

 此処には皆さんの貴重な四年間青春時代を費やすに値するだけの充分なプログラムが用意されています。

勉強や実習以外に部活動・文化祭や学外での映画鑑賞・ボウリング大会、そして修学旅行もあります。

 勉強する時間が夜間なのと決まった制服がないだけで全日制高校と何ら変わらぬ普通の高校生活が待っています。これを如何に楽しく有意義に過ごしていくかは皆さんの努力次第です。

 

 保護者の皆様、ご子息のご入学おめでとうございます。

 兎に角、この入学式までこぎ着けてホッとしているのではないでしょうか。

 ただ、これから四年後に卒業式に臨むことができるか否かは保護者の態度にも掛かっています。

 保護者が学校に対し興味・関心を示さないのであれば生徒の心も学校から離れ、足も遠のいてしまう事でしょう。

 お願いします。お仕事等で忙しい事とは思いますが一年に一回でもいいですから授業公開・保護者会に参加なさってください。先生から直接、我が子の状況を聞いてください。家に帰り学校での出来事を子供さんと話し合ってみてください。

 「応援しているよ」、という姿勢を見せてあげてほしいのです。

 はっきり言います。「親の無関心が子供のやる気を喪失させるんですよ」

 子育てに携わる同志・志を同じくする者として皆さん共に頑張っていきましょう。

 

        平成三十年四月九日

        学校運営連絡協議会 槇泰智


「足立区は特殊なんですよ」と、言いたいけれど

  足立区で行われた性教育の内容が学習指導要領を逸脱するものであるとして古賀俊昭都議が問題視し、都教委が足立区教委を指導したが、区教委は反発し対立を生んでいる。

 そして今般、性教育に取り組む教職員や医療関係者らでつくる「“人間と性”教育研究協議会」なる団体が「不当介入に強く抗議する」声明をまとめた、と報道されている。

協議会とやらはそれなりの偏った団体であろうから反発するのは当然の事であろう。

 

 平成15年に都立七生養護学校で不適切な性教育が実施されていた問題で古賀都議は土屋都議らとともの現地を視察して改めさせた実績がある。これは適切な指導・改善であり不当な介入ではない。

 ただ、今回は足立区教委が都教委による指導に反発しているのが特徴的である。

 今回の指導要領に逸脱したと言われる性教育を行ったか問題には「足立区」という地域の特殊性を考えねばならない。

東京都の中でも一般自治体における常識や良識が通じ難い自治体が存在することは事実。

その点を隠蔽して画一的に語る事では真実を覆い隠すだけでなのある。

 

 親からまともな教育・躾を受けなかったが故に道を踏み外し、反社会的な人生を送った少年・少女が子供を作り親となる。

その子供が同様に無教育・無教養から社会に害を及ぼす存在となる。

30年前に発生した女子高生コンクリート詰め殺人事件が象徴するように、親と地域の無関心が凶悪犯罪を誘発する。

そう言った土壌が地域に深く根付いた街が足立区なのである。

 故に東京23区では唯一、私立の中学校が存在しないのが足立区。教育に対する関心の低さを物語っている。

そんな環境であるから、性に対する暴走にも歯止めがかかっていない。

 血気盛んな十代が有り余る欲望を無軌道に燃焼させるが故に望まぬ性行為や妊娠・出産が蔓延し、さらなる無教養と貧困が連鎖する事となる。

 これに対処するためには性交・避妊など通常の中学生においては馴染の無い語彙を用いてでも端的に説明することが求められる場合があろう。

 

 善良なる足立区民の名誉の為に付言しておくが、なにも全ての足立区民が無教養で無秩序な訳ではない。

東京都区部最北端と言う地理的要因において、公共交通網の発達が遅れ、故に地価が安価であった。

そこに被差別民・低所得者や外国人が流入し易い環境を作った。

問題を抱えた住民は一部ではあるがその比率が他区より格段に高いと言うに過ぎない。

東京の抱える諸問題を足立区が一手に引き受けてくれているのが実情であろう。

 

 区教委はこの点をはっきりと都議や都教委に説明し理解を求めるべきなのである。

ただ、これらの事実を公言するというのは足立区民のおかれた劣悪なる実態を世間に晒すと言う不名誉が付き纏い、

区民を侮辱していると捉えられる恐れもある。まさに両刃の剣なのである。

足立区.jpg

性教育への都教委指導、「不当介入」と抗議 教職員ら

4/2(月) 18:22配信

朝日新聞デジタル

 東京都足立区立中学校であった性教育の授業を、都教育委員会が「不適切」として区教委を指導するとしている問題で、性教育に取り組む教職員や医療関係者らでつくる「“人間と性”教育研究協議会」は2日、「都議と都教委の教育への不当介入に強く抗議する」とする声明をまとめた。
 授業は3年生を対象に3月に実施。産み育てられる状況になるまで性交を避けることや、正しい避妊の知識などを伝えた。その後、自民党の古賀俊昭都議が授業を問題視し、都教委が調査。都教委は中学の保健体育の学習指導要領に記されていない「性交」や「避妊」などの言葉を使った点を「不適切」としていた。

 声明は都教委について、「人権教育としての性教育を問題視し、抑圧しようとしている」と批判し、区教委への指導の中止と現状を踏まえた性教育の推進を求めた。(塩入彩)

朝日新聞社

 


都立工業高校で定時制の存在意義

3月15日(木曜日)、都立工業高校定時制課程で学校運営連絡協議会が開催され出席。
近隣中学校長や地域の保護司、消防署幹部、同窓会長などの識者が年に数回集まって
学校評価アンケートの結果や学校の現状と課題などについて報告を受け、意見交換などを行う。
東京都知事から委嘱を受けた組織で、小生も地元の町会・自治会代表として参加している。
今年は30名の募集に対し受験生は3人。受験すれば事実上全員合格となる。
年々応募者が少なくなるが今年は特に少ない。
2次募集から4次募集までかけて入学者を募るが状況は厳しい。
今年は全日制課程ですら募集人員を割っているので、選に漏れた受験生が定時制に流れてくることも期待し辛い。
少子化で生徒の数が減っていることもあるが私立高校授業料が実質無償化されて、都立に進学する生徒が減少しているのも原因のひとつ。
 小生が思うには生徒たちに多様な選択肢が用意された。
従来は授業について来られなかったり不登校を繰り返した生徒が最期の受け皿として都立高校それも工業の定時制に入ってきた。
いまは「無理して学校に通わなくてもいいよ」、ということで通信制高校が増加している傾向にある。
課題を提出して年に数回登校すれば高校卒業の資格を取得できる。
ITの普及によりパソコンを駆使した授業もあるようで、登校するという意味が薄れてきている。
 ただ、学校という存在が価値を持つのは教室があり、そこに教師やクラスメイトがいることに意味がある。
そこで触れ合いや葛藤がありコミュニケーション能力を高める事ができる。
通信制において担当教師の顔も名前も分からず、また教師から顔も名前も認識されていない中で高校卒業の資格だけ取得することに如何なる意味があるのか。
教室に行けば仲間がいて親身に指導してくれる教師がいる。
修学旅行もあるし文化祭や課外授業での映画鑑賞やボウリング大会もある。
登校時間が夜間であるだけで何等全日制の生徒達と変わらぬ高校生活がある。
まだまだ定時制高校の存在意義はあると確信する。

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