利権政治の悪弊を大谷翔平選手が継承

大谷翔平選手が全国2万の小学校に各校3つの野球グローブを寄贈する。

こんな自己満足的ばら撒きプレゼントがどれ程に野球の発展普及に効果があるのか。

日本政治の伝統たる、ばら撒き行政と言った悪弊となんら変わらない。

受取る側の混乱と戸惑いのほうが大きい事は容易に想像できよう。

いまや神様的に絶対絶大な期待と羨望を浴びる大谷選手のすることだから誰も指摘するこができなのだろうか。

 

幼い時から野球に専念し高校卒業後も野球一筋でその頂点を極めた人物。

社会の流れを熟知していないのは仕方ないことなので、周囲にいるオトナがアドバイスしてやるべきなのだ。

尤も今回は商機に繋げたいスポンサーであるスポーツ用品メーカーに上手く乗せられている状況にあり、真実を見極めるつもりも意思もないと思われる。

 

 全国全ての小学校に野球部がある訳でもないし、ましてや体育の授業で野球を取り入れている訳がない。

 過疎化の中で全校生徒4人・5人の学校でどのように分け合うのか。

数百人規模の学校でどのように共有するのか。野球愛好者だけが使い廻すのか、選ばれた3人が所有するのか。

 まあ、一人一回ずつグローブを嵌めてキャッチボールして記念写真を撮影して終了、か。

 全国的に共有できる指針は無い訳で、受け入れる小学校としてはどうしたものか思案に暮れるところだ。

こんなモノもらわない方が良かった、と負担に感じるのが本音という小学校もあるはず。

 

 年棒数十億円を稼ぐ大谷選手が自費で野球の促進を図るのであれば、他に手立てはある。

既に野球に励んでいるが経済的事情でプレーの継続が困難な小学校や地域を応援、底上げするような施策をとっては如何か。

 練習場が確保できないチームがあれば、土地を買い上げ・借り上げてプレーグランドを確保、地域社会全体で野球場として使用できるようにするとか方法は考えられる、

 兎に角、6万個のグローブ寄贈と言う一過性のギフトではなく、末永く継続できる贈り物を考えるべきであり、そういった思考能力を磨く事も引退後を見据え人間・大谷にとって重要な学習になるはずだ。

 

 

大谷翔平選手の思いくむには?? 寄贈されるグラブ、頭をひねる島根の学校関係者

配信

 

 

山陰中央新報

 

大谷翔平選手のインスタグラム

 米大リーグエンゼルスからフリーエージェントとなった大谷翔平選手(29)が日本国内約2万の全小学校にグラブを寄贈すると表明したのを受け、島根県内の学校関係者が、いかに有効に使うかに頭をひねっている。  「子どもたちがいろんなスポーツに触れるきっかけになる」。知夫村立知夫小中学校の岡本和宏教頭は大谷選手の粋な計らいに感謝した。  中学生を含め33人の離島の小規模校で村内に少年チームはない。野球に触れる子どもが少ないだけに、休憩時間のキャッチボールや体育の授業での活用を想定している。  一方、児童が多いほど平等に使う機会の確保が難しくなる。全校144人の大田市立仁摩小学校の坂井務校長は少しの間、飾って実際に触れられるようにした後で、休み時間のキャッチボールで使う案を考えている。「みんなに使ってほしいので悩ましい。大谷選手の思いをくんだ使い方を模索する」と話した。  一方、県西部の小規模校の管理職はスター選手の活動を持ち上げ過ぎるのが日本のキャリア教育の傾向と指摘。「一つの取り組みとして感謝し、多様なキャリアがあると伝えるきっかけにしたい」と述べた。

 大谷選手は9日、自身のインスタグラムで「このグラブを使っていた子どもたちと、将来一緒に野球ができることを楽しみにしています」とつづった。


予選会通過での狂喜乱舞が当たり前なのか

 10月15日、第三土曜日恒例「社会の不条理を糾す会」の街頭演説会。

新宿駅東口で昼から5時まで。

多数の弁士が順番にマイク握り世情に蔓延する不条理を斬る。

 

  午前中、日本テレビで箱根駅伝予選会の中継を放映していた。

私は競技とは別に結果発表の状況に注視した。

 43チームから500人余が出場し、上位10チームのみが来年1月2日の本戦に出場する権利を得ることができる。

1位から順にチーム名が読み上げられるが、10チーム中で7チームは大学名が読み上げられると手を叩いたり抱き合ったりジャンプで小躍りするなど狂喜乱舞して喜びを体現していた。

 2位の明治大学、4位の早稲田大学、5位の日本体育大学においては一列に整列した選手が深々と一礼して、次の順位発表を待った。

 これら3チームの作法こそがスポーツマンとして当然の作法。

 出場権を獲得できず悲嘆に暮れる33チームの心情を察すれば、自分たちだけが狂喜乱舞するのは忍びないとの配慮が働いて当然ではないか。

 それ以前に、次の順位を読み上げるアナウンスの声がかき消させるような嬌声はもってのほか。

 せめて、全ての結果発表が終了してから喜びを分かち合うべきであろう。

 

 日々最速で走ることにだけに注力させられている選手においては配慮に欠けていても仕方ないのかもしれないが、彼らを取りまとめる監督から事前に戒めの言葉があってしかるべきではないのか。

「広くテレビ中継されており君たちの一挙手一投足が衆人の眼に晒される。大学の名誉も懸かっている、スポーツマンとして恥じない態度を」、程度の注意もできなかったのか。

 陸上競技に研鑽し強い指導力を発揮するほどの監督であれば、その程度の配慮ができないはずはなかろう。

 現に、明治・早稲田・日体大の三校では当たり前にできてることである。

それとも、私の様考え方が古いのか。

大相撲でも当たり前に行われている所作であっても、今の学生には不要な因習でしかないのだろうか。

 

 


黒人選手には人格もないのか?

 10月23日(土曜日)、関東大学箱根駅伝の予選会が立川市の陸自飛行場で開催された。

https://hochi.news/articles/20211023-OHT1T51007.html?page=1

 上位10校が来年1月2・3日の本線出場権を獲得する。

 スタート直後からのレース展開を見ていると「留学生選手」なる集団が先頭集団を形成している。

 アナウンスでは単に留学生と称しているが実際はアフリカから連れてこられた黒人選手であるが、具体的な国籍など選手のプロフィールについては一切触れられていない。

何々大学の誰それと名字だけアナウンスされている。

 途中で日本人選手に焦点を当てたインタビュー映像などが入るが常に「日本人選手でトップ」とか「日本人選手で上位」といった表現がはいる。

 ゴール後のインタビューでも日本人でトップの選手にマイクを向けるが1位になった黒人選手は全く無視。

 上位10人の記録の総合によって順位を決めるための走り屋として駆り出されてきたにすぎない。

 日本社会に根付いて生活し、進学した大学でたまたま陸上競技、駅伝に興味を持ったというなら国籍も肌の色も関係ない、同じ大学生として平等に扱うべきであるが、単に駅伝要因として日本に連れてくるというのは彼らにとっても失礼な話し。言うなれば現代の奴隷船ではないのか。

 一位や上位でゴールしても全く無視された状態ではあり、おそらくはケニヤやタンザニア、エチオピアであろうと思われる国籍も明らかにされない訳で、個人の人格など無いに等しいではないか。

 

 当初こういった黒人選手を使うのは山梨学院とか東京国際や駿河台と言った一般には知名度が薄い新興大学であったが、近年では日本・拓殖・国士館と言った伝統校が臆面もなく黒人を多用しているというのは情けない。

 まあ、黒人選手を入れることによって日本人選手が刺激を受けて技量が向上すると言った側面があるかもしれないが、根本的に長距離走行に適した身体的特徴を有した黒人選手に勝る成績を上げることが困難なのは自明の理。

 一人の黒人選手が上位でゴールしても日本人選手を加味した総合成績では10位以内の本線出場を果たせていない大学が多い。結局は秒数稼ぎの助っ人となっている現実がある。

 

 国籍や肌の色、身体能力がどうあれ一人の大学生選手として扱うのであれば駅伝以外の競技・大会にも出場させたらよい。

 しかし、通常実施されている大学陸上競技選手権等の個人競技において黒人選手が出場する事はない。

 これこそが駅伝の為の現代奴隷と言われる所以ではないのか。いいかげん現況のエントリー方法を見直すべきである。

 

 レース後に結果発表。1位明治大学、2位中央大学と大学名が読み上げられた瞬間に、選手たちは大きな歓声をあげて飛び跳ねたりと大はしゃぎ。記録を読み上げる主催者の声はかき消される。

そこには歴戦のスポーツマンとしての矜持はない。その辺にたむろするガキそのものだ。

 だが、3位に「日本体育大学」と、読み上げられた同校だけは一列に並んだ選手が黙って深々と頭を下げていたのが印象的だった。指導者が優れているのだろうか、大学のカラーなのか。

 

 こういった些細な仕草が大学の質を表していることにも大学当局は思いを至らせるべきだろう。

 


貴景勝にも横綱昇進の芽が

 貴景勝との優勝決定戦を制し自身4回目の優勝を果たした大関照ノ富士。

来場所名古屋では綱取りがかかる。

大関から陥落、一旦は序二段まで落ちながら大関へ復帰しての横綱昇進は過去に例が無い。

皆が注目するところではあるが、視点を変えるならば敗れた貴景勝の綱取りにも注目したい。

横綱昇進の条件は「大関で二場所連続優勝か、それに準ずる成績」

貴景勝が名古屋場所で優勝すれば、これは文句なく横綱昇進の条件を満たす事となる。

休場続きにの白鵬と不調の正代を除けば、番付で最上位に位置する二横関であるから、

どちらかが優勝することで新横綱が誕生する可能性は高い。

 または、名古屋でも両者が相星で優勝決定戦となり、結果貴景勝が勝利するようなことになれば

二人そろっての横綱昇進もあり得るわけだ。

 

https://www.chunichi.co.jp/article/259213

◇23日 大相撲夏場所千秋楽(両国国技館)

 大関貴景勝(24)=常盤山=は優勝決定戦で力尽きた。本割では立ち合い思い切り当たって、すぐさま突き落とし。これが見事に決まった。3場所ぶりの優勝を懸けた決定戦では、まわしを取られないように離れて相撲を取ったが、前に出ようとしたところをはたき込まれてしまった。
 あと一歩で賜杯を手にできなかったが、八角理事長(元横綱北勝海)は「よく辛抱して一つ一つ勝っていった。しぶとく勝っていってるという印象」と評価した。

何故、駒大駅伝ヒーローは逮捕されたのか

 今年1月の箱根駅伝で最終10区を走り駒沢大学を優勝に導いた同大学4年生で21歳の青年が青少年健全育成条例違反で逮捕された。

 17歳少女と性交したことが犯罪に当たるというのが神奈川県警の判断。

 同条例のなかでも「反倫理的性交」という条項に触れるというこであるが、倫理に反する行為に対し警察が身柄拘束を以て処罰すること自体がおこがましい。警察の出る幕ではない。明らかなる不当な逮捕である。

 18歳未満の少女と性交したことが処罰対象であるとしても、男が40歳50歳ならまだしも4歳年長なだけの青年である。売買春があった訳でもない恋愛感情を持って付き合っていたなら処罰の対象になるものではない。

 単純に18歳未満である事を問題視するなら、50歳男が18歳少女と性交するのは倫理的に許されるのか。

 逆に、高校3年生同士のカップルにおいて男子が18歳、女子が17歳と何カ月であれば、この男子高校生も処罰対象となる訳か。馬鹿げている。

 

 今回、神奈川県警が21歳大学生を逮捕し公表したことには尋常ならざる事情が疑われる。

 今年の箱根駅伝優勝の功労者を猥褻事案で逮捕することにどういう意味があるのか。

 この逮捕劇を以て駒沢大学の優勝を取り消すことができれば2位の創価大学が繰り上げ優勝となる。

 

 誰しもが知るように警察官・検察官・裁判官には創価学会の信者が大勢登用されている。

下種の勘ぐりと言われるだろうが、そのようにでも考えなければ今回の逮捕劇の理由が分からないのである。

 

 

18歳未満の少女と性交したとして、神奈川県警は19日、駒沢大学4年生の石川拓慎(たくま)容疑者(21)を
東京都青少年健全育成条例違反(反倫理的な性交等)などの疑いで逮捕した。性交したことは認め
「18歳と思っていた」と供述している。石川容疑者は駒沢大が優勝した今年1月の箱根駅伝で、最終10区を走っていた。

 捜査関係者によると、石川容疑者は今年1月17日、東京都内のホテルで、18歳未満であることを知りながら
神奈川県内在住の少女(17)と性交したなどの疑いがある。金銭の授受はなかったという。

 石川容疑者は昨年10月ごろ、SNSを通じて少女と知り合い、複数回性交していたという。少女は当初、
石川容疑者が駅伝の選手と知らなかった可能性があるとみられている。

https://www.asahi.com/articles/ASP5M3C22P5KULOB00G.html


左翼が五輪反対だから保守は開催賛成なのか?

人の移動によってウィルスが媒介される厄介な新型コロナ。

この状況において東京オリンピックを開催する事は不可能。

早い時期に延期を表明すべきであった。

にも拘わらず、所謂保守勢力と称される人々の一部は開催を唱えている。

一部識者が開催のための署名活動を展開しているという。

 開催すべき理由としては、日本側から中止・延期を申し出れば莫大な違約金を支払わされるからというもの。

 一方でIOCの側からの中止・延期の申し出であれば逆に日本側が賠償金を請求できるとか。

当初の契約ではそのようになっているかもしないが、このコロナ禍が終息しない状況を客観視すれば開催が困難なことは自明の理。

観客を制限したり入れなかったり、来日する選手・スタッフの行動を規制するなどした限定的な形で開催してもスポーツの祭典・平和の祭典と言われる従来のオリンピックの形は整わない。

 

所謂保守の人々が開催賛成を訴えているのは単に「左翼が反対しているから賛成しなければ」、という従来の対処療法的側面があるのではないか。

 弁護士の宇都宮健児氏が反対の旗を振る以上は保守陣営が対抗するしかないといった、偏狭な愛国心に先導されているのではないか。

 ちょうど左翼が原発反対を言うから所謂保守が原発賛成を唱えるのと酷似している。

 開催によって国威発揚を図ることがナショナリズムの勃興に繋がるとみているのか。

また、米国のトランプ前大統領がコロナを軽視してマスクの着用を怠っていたこと。

ブラジルのトランプと称されたボルソナル大統領が「コロナは単なる風邪」と発言した事も想起できるが、コロナ禍に対し慎重な姿勢を示すことが弱腰である、ナショナリズムに反するとイメージしてはいないか。

 

左翼勢力は2013年の開催決定以前から日本でオリンピックを要らない、と訴えてきた。

今般たまたまコロナ禍にあるが、中止は従来から積み上げてきた反対運動の延長線上にある。

 

 一方で我々は当初より日本への誘致には積極的に応援してきた。

各国で開催されるたびに参加してメダルを頂いているのであるから、50年に一度くらいは自国で開催する責任はあるだろう。

 各家庭で持ち回りのホームパーティーを開催していれば、よほどの貧乏所帯でないなら、たまには自分の家でも開催しなければ、程度のことである。

しかし予期しなかったコロナ禍により世界が危機的状況にあれば延期は当然の選択である。

今般の延期要請は左翼的開催反対とは全く異質なものである。

 

海外からは観客を入れず、限定的に選手だけで開催しても従来の平和・スポーツの祭典と言ったオリンピックの意義を全うしない訳で開催になんの意味があろう。

そのような形でも一旦開催してしまえばあと、数十年は日本で開催されることはない。

 ここは一旦延期して2024年のパリ、2028年のロサンゼルスに続き2032年に何の憂いも無く全世界の人々の祝福を受けて華々しく開催すればよい。

 2013年の東京開催決定以降、開催を見据えて日本中がワクワク感のなかで準備してきた。

そういった高揚感を今後11年間持つことができると考えれば得策ではないか。

祭りは開催そのものよりも、「祭りの準備」が人々に勢いを持たせる。

一方で「祭りの後」の虚無感も人生のひとつであろうか。

 

 東京開催を見据え人々の暮らしも経済面で潤いをもたらしてきた。

海外からの観光客インバウンドを見据えて民泊・シェアハウスを計画してきた人々。

観光地での土産物屋やタクシーなどの交通機関でも集客を期待していたはず。

オリンピック開催に乗じて小商人が一時的な収益を見込んで懐を潤す位は許容される世の中であっても良かろう。

彼らの得た収益が散財されることで日本経済が多少なりとも好況に浴することになる。

 そういった人々の暮らしに対するプラス面を考慮せずに兎に角、「開催」すれば良いというものでもあるまい。

 

竹田恒泰氏 五輪中止署名の宇都宮氏は「筋違い」「寄付金集まる」

配信

1128

東スポWeb

 

 

竹田恒泰氏

 声を上げた理由とは――。弁護士の宇都宮健児氏(74)が行う「五輪中止署名活動」が大きな注目を集める中、政治評論家の竹田恒泰氏(45)が8日から「五輪開催署名活動」をスタートさせた。深刻化する新型コロナウイルス禍により、現状では東京五輪の開催中止を求める世論が高まっているが、なぜこのタイミングで動いたのか。電話取材に応じた竹田氏は、宇都宮氏の発言を疑問視。その上で、政治的な思惑が垣間見えると指摘した。 【写真】五輪中止でタッグを組む?小池都知事と蓮舫氏  ――署名活動を始めたきっかけは  竹田氏(以下竹田) 宇都宮氏の署名活動を見たときに、大変筋違いだと思った。政府にも東京都にも日本オリンピック委員会(JOC)にも中止する権限はない。権限がないところに「中止しろ」って言っても何も意味がない。たぶん宇都宮氏に署名している人はこのことを知らない。弁護士として一般人をだますようなやり方はひどい。  ――署名の宛先には国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)以外に、菅義偉首相(72)、小池百合子東京都知事(68)らの名前がある  竹田 中止の権限はIOCにあるが、署名している約30万人のうち、ほとんどが政府や東京都に中止する権限がないと知らずに投票していると思う。しかも、デモに参加している人がいる。ネットを見ているとそんな感じ。デモで政府に中止を求める圧力をかけている。一般人をだまして盛り上げている。日本側に中止権限がないって分かっていたらこんなに盛り上がっていない。多くの人が「菅首相は何をやっているんだ」「小池都知事はいつ決断するんだ」という気持ちで参加しており、間違えた方向に世論を誘導している。  ――署名の開始時期は異なるが、宇都宮氏より集まった票数は少ない(12日時点で宇都宮氏が約33万3000筆、竹田氏は約5万5000筆)  竹田 宇都宮氏は組織的にやっている。毎回共産党に担がれて、東京都知事選に出ている人だから。共産党は幹部がこぞって「五輪をやめろ」って言っているし、共産党の人たちが組織的に活動している。それに対して私は1人でツイッターや自分の番組で言っているだけだから。中止って言うのは盛り上がりやすい。現状維持が賛成なので、その人たちはわざわざ活動や署名活動はあまりしない。だから数で争おうとしたら大変不利な状況だが、こちらの目的としては賛成の数が一定数いるんだぞと伝えること。  ――宇都宮氏には「政治的思惑があるのでは」との声も聞かれる  竹田 今回の活動で宇都宮氏に寄付金は集まるし、次の選挙で有利になる。非常に政治的な思惑、利権が絡まっている。正しいことを言うならまだしも、間違えたことを吹聴しているから、非常に害が大きいと思う。  ――宇都宮氏は政府側から中止を求めた場合、賠償金は不要と話す  竹田 法的には払う必要が生じる。多くの識者も一致した意見だと思う。政府は中止の権限がないのに「やめます」と言うと、一方的にボイコットしたことになって、IOC側は「だったら放映権料等を負担してくれるんですね」となる。コロナの拡大が戦争相当だという理屈を絡めれば、払わなくてもいいという理屈を立てられなくもないが、日本は諸外国に比べて死者が少ないのに、この主張が通るのでしょうか。  ――宇都宮氏は都合の悪いことを隠しているということか  竹田 宇都宮氏は開催したら約3000億円お金がかかると言っているが、中止になったらスポンサーへの損害賠償だけで約3500億円かかる。宇都宮氏は開催したときにかかる費用は言うけども、中止したときにかかる費用は言わない。また、署名を見ると「五輪を開催したら医療崩壊が起きて国民がみんな死ぬ」と言っている。どう思うかは自由だが、真に受けた人たち、うそを信じてしまった人たちがたくさんいる。ネット上でも信じた人たちが「大変だ」って言っているが、科学的根拠はない。宇都宮氏はそこに触れていない。  ――男子テニスの錦織圭(31=日清食品)は五輪への不安を口にした  竹田 通常の形ではできないから、できる範囲でやればいい。日本はとことん準備してIOCが「やめます」と言ったら中止にしたらいいだけ。すでに費やした約1兆円はほとんど払い終わっていて、開催してもしなくてもこのお金は戻ってこない。 【宇都宮氏「国民の命や健康を守るためのコロナ対策に全力を注ぐべき」】宇都宮氏は取材に「世論調査でも7割が再延期か中止を求めている。それを形にする一つの運動として署名活動があるのかなと思い、立ち上げた」と一連の経緯を明かし「全国的に医療がひっ迫して感染者を救うのが大変なときに五輪開催となると、五輪のために1万人くらいのスタッフが必要。国民の命や健康を守るためのコロナ対策に全力を注ぐべき」と訴えた。また、賠償金については「日本側から中止を言っても違約金は発生しない。そういう契約になっている」と説明した。


池江選手への圧力は逆効果

コロナ禍が終息しない中でオリンピックを開催しようというのは狂気の沙汰。

今回の開催は一旦見直そうというのが当然と思うが、何が何でも開催したい勢力も存在する。

そのような中で水泳の池江璃花子選手に対しツイッターなどで出場辞退を求める投稿が相次いでいる。

お門違いも甚だしい。

真に国民・全世界の人々の健康と幸福を願い、コロナ禍の終息を願う立場からオリンピックの中止・延期を訴えるのであれば、池江選手への圧力を以て目的を成就させることはするまい。

オリンピックの中止・延期を主張する人々は如何に良識外れであるかを体現しているようなもの。

全くの逆効果でしかない。

 うがった見方をするならが、オリンピック開催強硬派がネガティブキャンペーンとて池江選手にプレッシャーをかけているとさえ、思えてしまうのだが。

 

池江選手への投稿「許されず」 五輪辞退の要求 丸川担当相

配信

時事通信

 


二階発言が全て実現というこの国の異常

 このコロナ禍にあって東京オリンピックの開催は無理。

誰でもわかっているにも拘わらず森喜朗大会組織委員長は「コロナがどのような状況であっても絶対に開催する」と発言したのが2月2日。これを受けてお笑いの田村淳氏が聖火ランナーを辞退。

 この森発言こそが重大視されるべきところ翌日の「女性理事がいると会議が長くなる」発言が女性蔑視であると決めつけられて、国際的大問題となり森の会長辞任となった。

 

 オリンピック中止は当然。そんなことが開会式100日前を切ってから二階俊博の口から飛び出したことで話題を集めている。

 中止の決断を下すのは遅すぎるが、このまま中途半端な状況で強硬開催してコロナを更に感染拡大させるよりはましか。

 ただ、二階が個人的思惑で発言することが、そのまま実現する事は気に入らないとかではなく、国家存亡の危機感なのである。

 誰もが候補にすら名前を出していなかった菅義偉が首相の座に就いたのも二階の思惑によることでも分かる。

 日本という国家が将来がどのように舵を切るかと言った重大事が、首相でもない二階一人の腹で決まるというのは異常な国家である。

 観光旅行業界からの献金を糧として権勢を振るう二階としては、外国からの観客無し、そして国内からも無観客の状況で開催されたのでは、業界が潤わない。

 そういった業界の声を反映して中止の方向へと舵を切ったのではないか。

 

仕切り直しで2032年に華々しく開催しようというのは私の持論であるのだから、結論としては合致してはいるのだが。

 

二階氏、東京五輪「無理ならスパッとやめなきゃ」 中止も選択肢

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毎日新聞

 


池江選手出場と開催は別問題

 水泳で池江璃花子選手が代表に内定したことで東京オリンピックへの期待が醸成されているが、このコロナ禍で開催するかどうかは全く別の問題だ。

 池江選手の白血病が公になった際に森喜朗氏は「残念だ」と本音発言。

彼女の身体を心配するではなく金メダルの可能性が減少したことを嘆いて見せ、世間の顰蹙を買った。

今回、彼女の出場を開催に絡めて歓迎するのは森喜朗と全く同一に視点ではないのか。

 

この先の見えないコロナ禍においてどうして開催できようか。外国からの観客を排除して開催するというが、このままでは日本国内からの観客も全て排除しての開催となる。

IOC・JOC・日本政府はそれでも良い。そんな形でも良いから開催する事でスポンサー企業に対する体面が取り繕える。放映権料を受け取ることができる、まさに商業主義の象徴である。

 

国民が世界の人々が自由に集いアスリートの技に一喜一憂し歓声をあげて応援する平和の祭典がオリンピックではないのか。

このような中途半端な形で開催してしまえば、もうあと50年は日本での開催は期待できない。

今回は中止してパリ・ロサンゼルスに続く2032年の開催を目指すべきだ。今回は選手を中心とした記録会的な内容でオリンピックと同様にメダルを授与する。

 11年後の開催を視野に入れて機運を盛り上げていけばよい。


白鵬よ横綱としての晩節を汚すなかれ

大相撲春場所の三日目、NHK相撲中継で解説を勤める舞の海氏が、休場が続く横綱白鵬に苦言を呈した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f33f752526074305cd4951b7143e46b9e89d212

 横綱としての名誉・品格に触れて過去に横綱故に引退を余儀なくされた力士への想いを語ったが、

これは直近で言えば稀勢の里を脳裏に浮かべての発言であったのかと私は推測する。

 横綱故に負け越す訳にはいかない。協会の看板力士故に相撲ファンへの期待にも応えなければならない。長期間に渡り土俵を留守にはできない。

 稀勢の里も横綱でなければ1年間でもじっくりと休んで傷を癒し、土俵に復活することもできたのだろう。

 しかし、全力で相撲を取り結果を残したが故、自らが手を挙げた訳でもなく横綱の地位に押し上げられて土俵を去る事となった。

 横綱としての実力は充分であった照ノ富士。大関の段階で両膝に負った怪我により休場を繰り返し序二段まで転落したが、怪我を克服し大関の目前まで復活してくることができた。

 両者をみても分かる通り、横綱と大関以下の違いは雲泥の差がある。

 

 そう考えると白鵬の度重なる休場に納得できない関係者・相撲ファンは多いはずだ。

「横綱でもない私が言うと、、」などと謙遜しているが舞の海氏の発言は重い。

 角界では現役時代の地位が後々でもモノを言うと言われるが、あの小兵で三役まで登り詰めた実績は不断の努力なくしては成し得ない。その意見に対し白鵬は真摯に耳を傾けるべきである。

 近年の立ち合いにおける肘撃ちともとれるカチアゲなど見苦しい。

年齢を重ねると共に体力は低下してくる。それでも横綱は勝ち続けなければならない。

 故に正攻法以外の策を講じる必要がある、とは白鵬の考え方。

 しかし、横綱は単に白星を重ねれば良いという訳ではない。その内容に綱の持つ重み、品格が兼ね備えられねばならない。

 横綱としての相撲が取れなくなったならばそれが潮時なのである。

 ベッドに縛りつけられて胃瘻や点滴によって延命措置を施すのも人生。

 尊厳の備わった人間としての寿命を悟り、潔く幕を閉じるのも人生。

どちらを選択するのも個人の自由ではあるが、相撲は国技であり神事である。

横綱としての品格とは代々72人の横綱が築き維持してきた結果としてここに存在するのである。

白鵬よ、今が貴殿にとっての寿命なのだよ。


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