5月23日(水曜日)
朱光出版社(阿形充規会長)主催の勉強会が新宿区内において開催されたので参加させて頂く。
講師は評論家の宮崎学氏。
嘗て、森永・グリコ脅迫事件では犯人と思しき防犯カメラに映っていた「キツネ目の男」と酷似していたことで
世間から注目された人物であった。
ヤクザの家に生まれ育った自伝小説「突破者」で話題をさらったこともある。
演題は「共謀罪と盗聴法」
講演主旨は以下の通り。
左派に対する適用が懸念されているが、現実に左派なる者は存在しない。
実際に適用されるのは右翼・民族派、そしてヤクザになる。
法の下の平等を犯す法律はおかしい。
1992年の暴対法には多くの人は反対しなかった。
すでにヤクザはこの人権侵害に対し免疫をもってしまった。
共謀罪は家族や従業員など、その周辺者に適用されるだろう。
ヤクザ抗争がテロと言えるのか?政治性はないではないか。
朝日は「市民が取り締まられるから反対だ」、とピントはずれの焦点で反対している。
右傾化して戦争になるから反対だと言う。
警察もヤクザもそれぞれの世界を持って生きている。
「一般人を対象にしない」、という政府見解はおかしい。法に違反している
取り締まる側と判断する側が同じなのはおかしい。法としての瑕疵がある。
計画の準備段階とはどこまでをいうのか。
眼と眼を合わせたら準備に相当するのか・
東洋的な阿吽の呼吸を破棄している。
共謀罪が成立して担当警察官が増員される。
裁判所の手続きを経ないで盗聴もできる。
最初に適用されるのは右派であろう。
と、言う事で、言わんとすることは20日に行われた「社会の不条理を糾す会」の街頭演説において小生が訴えた事と
ほぼ重なる。
左派が盛んに反対を訴えている状況で、これを沈める為に権力側は何をするか。
まず、適用第一号を右翼・民族派にもってくる。
「ほら、適法に活動している皆さん方を弾圧することはありませんよ」「暴力団のような右翼を取り締まっているんだから安心してくださいね」、とのアリバイを作ることを考えるのではないだろうか。