米朝首脳会談が6月12日にシンガポールで開催されるとトランプ米大統領が5月10日に自身のツイッターで発表した。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180510/k10011434411000.html
キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が就任後、支那以外に出国するのは初めての事と思われる。
開催地のシンガポールは昨年2月13日に異母兄であるキンジョンナム(金正男)が殺害されたマレーシアの隣国。
橋一つで結ばれ労働者が朝夕通勤で往来するなど緊密な関係にある。
キンジョンナムしが首都のクアラルンプール国際空港で出国手続きを行っている最中に、ベトナム人とインドネシア人二名の女によって猛毒のVXガスを顔面に塗りつけらて殺害されたが、これは北朝鮮人民軍偵察総局19課の犯行と思われている。
実行犯に指示を出したと思われる大使館勤務等の北朝鮮人容疑者4名は直後にマレーシアを出国し、北朝鮮へ帰国している。
明らかなる国際テロであり、本国からの指令によって実行された疑いが濃厚。
そして、この国際テロがキン・ジョンウンの指示の下で実行された事は確実視されている。
事件の指導者を逮捕できず指揮命令系統の解明できないマレーシア当局は独立国としての威信を失ったと言える。
この機会を活かして事件解明を図るべきではないのか。
今般、首相の座に復帰したマハティール首相は国家の威信回復の為にもの国際テロを指示したキン・ジョンウンの身柄を拘束すべきではないのか。
シンガポール当局の了解のもと、空港に降り立った瞬間にキン・ジョンウンの身柄を拘束し、マレーシアに移送・取調べを実施すべきなのだ。
すでに米国トランプ政権によるお膳立てのもとでシンガポール開催が実現したのではないか、と見るのは楽観的であろうか。