県警によると、芦沢容疑者は昨年8月〜今年6月、不法滞在のタイ国籍の男2人=出入国管理法違反などの疑いで逮捕=に、1カ月2万円で軽乗用車を無許可で貸した疑いがある。

 県警は6月に男2人を逮捕し、その後の調べで無許可で車を貸し出す「地下レンタカー」の存在が判明。芦沢容疑者は約100台の車を貸し出し用に自分の名義で所有しており、9割は芹沢容疑者の住所がある鉾田市では車庫届け出が不要な軽乗用車だったという。

 芦沢容疑者は、入管法違反容疑で逮捕されたタイ国籍の川田ワニダー容疑者(45)=千葉県八街市=から不法就労者の紹介を受け、車を貸していたという。県警はこの地下レンタカーが不法就労の助長につながったとみて、車の入手経路や暴力団への資金の流れなどの解明を進めている。