再生医療の驚異

5月4日、NHKスペシャル「寝たきりからの復活」密着・脅威の再生医療をみた。

https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190504

 

脊椎損傷で意識はあるが首から下がマヒ状態で感覚がなくなると、一生ベッドに横たわったままとなる。

車椅子歩行さえも不可能になると思っていた。

私が先日、サウナの二階ベッドから落下した際も首辺りを強打していたらそうなる危険性が充分にあった。

この番組で取り上げた一人、60歳代男性もたまたま建設用重機からの転落で一瞬にして寝たきりとなった。

そんな重篤の患者が間葉系幹細胞の再生治療により自力呼吸を取り戻したり、自力歩行ができるまでに回復した

様子を3年間の密着取材で伝える番組だった。

 

患者から採取した骨髄液を培養して点滴として体内に入れると数日で驚異の回復をみせる。

治験の段階で治療に携わった札幌医科大学の医師が驚いてる訳で、なんの知識も無く視聴した私としては驚異以外の何物でもない。

私は回復の見込みが無い状態で寝たきりになったら、安楽死というか人間としての尊厳を失う前に生命を絶つ事を望んでいる。

しかし、この番組を観ると復活の可能性があるならば、再生治療に望みを託してみたくなる。

 

この60歳代男性の場合は札幌医科大学で治験者を探しているという情報を娘さんが見つけてきて応募したので

男性は治験者の一人としてヘリで札幌まで移送されていた。

奥さんの献身的な看護もあり三重県の自宅へ戻り食事ができるまでになる驚異の回復過程が映像として記録されていた。

私の場合はそんな気の利いた家族もいないから、寝たきりの状態で自ら再生医療を希望することも適わないだろうが

これ程までに再生医療技術が進歩していた事をはじめて知った。

 NHKに対する批判はあろうが、こういった教養番組の放送では民放よりも秀でているように思う。

観るに耐えない低俗なバラエティー番組や軽薄な刑事ドラマしか観ない愚妻とでは家庭内で話題にする機会もない訳で我が身が危機に晒された際の対処をどのように医療機関に伝えるかが課題。とりあえずは保険証の裏に書いておくか。


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