在日朝鮮人としての金田正一氏

10月6日に元プロ野球選手の金田正一氏(86歳)が死去した。

誰もが知っていることであるが、在日朝鮮人二世として産まれ(韓国籍)成人してから結婚を機に日本国籍を取得した。

しかし、金田氏の死去を伝える日本のメディアでは私の知る限りこの件に関しては全く報道されていない。

翻って10月7日の中央日報では韓国系の金田正一として大きく取上げている。

日本社会で活躍した同胞を祖国の誇りとして宣伝したい面もあるだろう。

https://japanese.joins.com/JArticle/258308

日本プロ野球で投手として400勝し、通算最多勝記録を保持する韓国系の金田正一氏(韓国名・金慶弘)が6日、死去した。享年86歳。共同通信やNHKはこの日、金田氏が急性胆管炎による敗血症のため東京都内の病院で亡くなったと報じた。
中略
金田氏は在日同胞2世として愛知県で生まれた。親の故郷は慶尚北道の尚州(サンジュ)と大邱(テグ)。同じく在日同胞の張勲(チャン・フン)氏(日本名・張本勲)と共に日本プロ野球で活躍し、韓国国籍にこだわった張勲氏とは違って日本国籍に帰化した。

 

 本人が出自を公開したくないのに差別感情を以って無理やり公表する事は控えるべきであろうが、

金田氏がプロ野球界において数々の大記録を打ち立てた背景にはその出自が無縁ではないだろう。

 元朝鮮人(韓国籍)であった事実をメディアが隠蔽する事のほうが、朝鮮民族の血統を卑しいもの穢れたものと認識する差別意識の現われではないのか。

 

 長嶋茂雄氏が立教大学から鳴り物入りで巨人に入団した昭和33年。オープン戦で左腕投手を打ち崩し「開幕戦でも金田投手を打ち崩せるかもしれません」と報道人に語っていた長嶋氏を見て高校すら卒業していない金田氏は「なにをこのガキが」と、思ったに違いない。

 開幕の対巨人戦では長嶋のデビュー戦を4連続三振に討ち取ってベテランとしての意地を見せた。 いや在日朝鮮人としての意地であったのかもしれない。

 

 当時の時代背景から勘案すれば幼少期より少なからず差別的な扱いや暴言を吹きかけられながらも朝鮮人特有の負けん気の強さと184センチの巨体を以って跳ね返してきたのだろう。

 あの物怖じせぬ傲慢で歯に衣着せぬ物言いは典型的な在日朝鮮人の所作であり、故に如何に厳しい被差別民族的扱いを受けようとも力で相手をねじ伏せてきた。

実力があればどんな日本人であろうとも彼には逆らえないといった状況を構築していったのであろう。

 

日本社会に根を張る朝鮮人勢力の力強さを象徴するような人物であったと感じられる。

日本において日本人として出生した事だけで優越感にしたり朝鮮人に罵声を浴びせて溜飲を下げるだけの歪な市民運動レベルでは到底彼らに太刀打ちなどできようはずもなかろう。


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