維新、苦肉の自主投票 都知事選、石原氏は田母神氏支援
朝日新聞 2014年1月8日09時26分 元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)が東京都知事選への立候補を表明した7日の記者会見に、元都知事で日本維新の会の石原慎太郎共同代表(81)が同席した。都知事を13年務め、選挙を大差で勝ち続けた石原氏の支援で、関係者は支持拡大に期待する。「自衛隊による災害救助態勢の整備」「東京や日本に自信が持てる教育」。衆院議員会館で開いた会見で、田母神氏は主な政策を発表した。会見開始から約15分後。石原氏が姿を見せ、田母神氏と握手した。 「田母神さんとは先生と生徒の関係」。石原氏はこう切りだした。
「ある意味特攻隊。可能性の乏しい戦いに挑む使命感を理解してもらいたい」と田母神氏を持ち上げた。陣営幹部は「石原氏が田母神氏の背中を押した」と語る。
どうしてこういう物言いをするのでしょうかね。まるで応援になっていないどころか、足を引っ張っていることに気づいていない。 「玉砕覚悟の特攻隊」。つまり、当選する見込みの無い泡沫候補であると認めている訳だ。
有権者とは身勝手な存在。自らの一票が死票になる事を望まない。できるなら当選できる候補に一票を投じたいと思うから、理念や思想が合っていても泡沫候補には投票したくない。陣営自らが「当選の見込みは無い」、と認める候補に誰が投票するのだ。 石原自身は今まで巨大組織・大衆の圧倒的支援・支持を得て選挙戦を闘ってきただけに、泡沫と言われる候補の悲哀など、感じることはないのでしょう。何事も弱者の立場に寄り添う姿勢は皆無なのです。
橋下市長、涙で「当選させてもらった」…たかじんさん悼む スポーツ報知 1月9日(木)7時4分配信 漫才師のトミーズ雅(54)、橋下徹大阪市長(44)、フリーアナウンサーの宮根誠司氏(50)らが8日、3日に死去した歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64歳)との思い出を語った。
大阪市役所への登庁時に取材に応じた橋下氏は、質問が繰り返されるたびに声を詰まらせた。「何の気なしにメールをさせてもらって『またごはん食べようや、一緒に飲もうや』と連絡もいただいてました。周辺の方からも、お元気と聞いてましたんでね…」。突然の悲報に目を潤ませた。
読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の出演などをきっかけに「茶髪弁護士」として有名になった橋下氏。08年の大阪府知事選出馬も、たかじんさんの後押しで決断した。「それまでに(政治的な)何かをやっていたわけでもない。番組で顔と名前を知ってもらっていただけで当選させてもらった」。政治家・橋下徹にとっては切っても切れない恩人だ。
そりゃあ選挙の時には、友人や知人・家族・親戚へと橋下への投票を呼びかけたり、街頭で熱心にチラシを配ってくれた支持者もいたのではないかな。
身を粉にして橋下府知事誕生のために尽力した人もいただろうに、途中で投げ出した後になって、よくもああいう言い方ができるものだと感心する。生まれつき備わっている人間性の問題なのでしょうね。
こういった連中が、有権者の大量票を集め、為政者として君臨しているのが今の日本の政治。 最も唾棄すべきはこういう輩に一票を投じて勝者の如く振舞う有権者だ。本人に替わって反論・弁明できるのか。