小野寺五典防衛相(当時、中央)が陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地を視察に訪れ、自衛隊が購入を検討している水陸両用車AAV7に試乗した=茨城県の陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地(鴨川一也撮影)

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 自民党の小野寺五典政調会長代理が、25日に来日するフィリピンのドゥテルテ大統領や南シナ海問題について語った。

 −−ドゥテルテ大統領が中国を訪問した際に「米国と決別する」と宣言した

 「あの場の雰囲気で発言したのではないか。すぐに本国に戻って訂正している。まだ外交にあまり慣れていない。ダバオ市長の時はいろんなことを言っても許されたが、国のトップになると発言一つ一つが大きな波紋を及ぼす。そこは理解して来日するだろう」

 −−中国の習近平国家主席と会ったときにガムをかむしぐさをしていた

 「(来日の際に)天皇陛下との謁見もある。その時のしぐさで大きな影響も出る。まさか、そういうことはしないと思うが、しっかりフィリピン側も伝えてほしい。皇室に対しての畏敬の念は持っていると思う。親日家だ。そのような振る舞いは決してないと思う」

 −−フィリピンが親中国になれば南シナ海の法の支配の足並みが崩される。安倍晋三首相はどのように接すべきか

 「政策的には冷静に話せばいい。日本は巡視船を10隻供与している。さらに2隻の大型巡視船も供与する。冷静に自国をしっかり守ってほしい。日本も後押しをする。いかにフィリピンにとって南シナ海問題が重要か、安倍首相からしっかりと伝える」

 −−米国で新大統領が就任したら、中国は南シナ海で挑発に出るとの見方も

 「南シナ海だけではなく、東シナ海での中国の動きに米国がどのようなメッセージを出すかも試してくる。米大統領選で最も影響を受けるのは日本の安全保障だ。日本も対応するが、(新大統領には)しっかり日本への政策を打ち出してもらわなければ、東アジアのバランスが崩れる」