極左勢力が跳梁跋扈する杉並区の高円寺駅近くを歩いていると中華料理屋の店先にイカガワシイ看板が掲げられている。店で経営者に聞くと同じ建物の二階にあるライブハウスのものだと言う。
看板の内容と言えば口にするのも穢らわしい今上陛下・同妃を性的に誹謗中傷するものである。
若き日・皇太子時代のお二人のお写真を中心に卑猥な言葉が並べ立てられている。
二階の劇場を訪ねるとこれから始まる芝居の準備をしているようで、対応にでてきた男は憚られることもなく
「表現の自由である」「反天皇制を表現するためのイベントである」と抜かしてくる。
制度としての皇室の存在を批判するのは自由であるが一人の人格を持つ陛下・皇后を性的にパロディーとするのは許されない。
「批判する為にパロディーとしてなにが悪い」
「風流夢譚でも東郷健のビラも憲法違反ではない」と勝手な理屈をつけて正当化してくる。
自分の女房や娘が公衆の面前でこのように性的辱めを受けていたら許容できるか。
「天皇は公人だから構わない」
話していても全くかみ合わない。看板を撤去せよと命令するが聞く耳を持たないようだ。
挙句には公演の準備で忙しいから出て行け。
脅迫だ。威迫だ。そして住居侵入罪・威力業務妨害罪・不退去罪などとやたらに刑法を持ち出して退去を迫る。
ガタイのいい髭面の大男が一人でいる私の顔の前でツバキ飛ばしながらがなり立てて、ソッチの方こそ威迫しているではないか。
看板に記されたとおり、本日4月10日の午後7時30分からこの不敬な芝居を上演するつもりらしい。
とりあえず私が立ち去って以降、このケガラワシイ看板が人目に付かな状態になっていたのは幸いであった。
「法律に抵触しなければ何をやっても良い」
正に唯物史観に則られた極左・無政府主義者の考える下卑た思想である。
満員電車の中で優先席にドッカと座り、身体障害者が目の前に来て辛そうにしているのを見て
「おまえ座りたいの?ダメだよ〜座らせないよ〜」、と笑っていても犯罪にはならない。
そいつを無理やり座席から引きづり出せばこちらが犯罪者になる。
現代におおて人間の心は必要ない。全ては法律が優先するのがこの腐れきった戦後体制下ニッポンである。