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中野区長選挙が事実上はスタート

 6月3日告示、6月10日投票の中野区長選挙には3人が立候補を表明したことで候補者顔ぶれがそろったようだ。

 現職の田中大輔(66)が五選目を目指して出馬を表明している。

他に保守系では自民党を離党して区議7期目の市川みのる(62)が市議を辞職して立候補を宣言。

これで保守票が分散することになる。

 今般、中野区職員を2月に辞職した酒井直人(46)が記者会見を開いて立候補を表明。

立憲民主党と共産党からの推薦を求めているらしい。

 

 前回平成26年の区長選では田中区長が民主党・生活者ネット推薦の喜治賢治と共産党・社民党推薦の宮本智を退けて四選を果たした。

 しかし、今回は自民党の票が田中と市川で二分される。

 市川は前々から区長選への出馬を目指していたが田中を推薦する自民党区議団に遠慮して先送りしていたようだ。初当選の際は多選を批判して区長は最長でも二期までと言っていた田中区長の多選を批判して立候補に踏み切ったようだ。

 

 加えて共産党系が候補を立てないとなると立憲民主と共産の票がまとめて酒井に集中する可能性がある。

何と言っても中野区では立憲民主の代表代行である長妻昭が圧倒的に強い。

平成26年、29年と自民党が圧勝した衆院選東京選挙区においてすら中野区を含む第七区では長妻が自民党・松本文明を寄せ付けることなく圧勝している。その長妻票が酒井に押寄せれば鬼に金棒。

元々、中野区には共産党などの左翼が根を張った土壌がある。

注目の集まる区長選なのだ。

 

 ところで今回の区長選挙には昨年から早々に立候補の意思を示し、コツコツと地元回りをしている候補予定者がいる。

「にほんのこころ」を名乗る政治団体に所属する吉田康一郎元東京都議会議員だ。

彼の存在は誰もが知っているであろうにメディアは全く取り上げていない。

むしろ積極的に無視・黙殺を図っていると言った方が適切かもしれない。

なんの実績も無いネトウヨであれば、有り得ることだろうが紛いなりにも都議として二回当選を果たしている人物である。

 ただ、現在の社会風潮からすれば一旦、ネットウヨクというレッテルが定着してしまえば、マスメディアは暗黙の協定のもとで無視するという策に出ることが通例となっている。

 一昨年の都知事選で前在特会会長の桜井氏があれ程までに聴衆を集めて選挙戦を戦ったがマスメディアは選挙期間中は積極的に無視・黙殺を貫き通した。まるで猥褻物を扱うかのような対応であった。 

 民主主義の下の公平を保った選挙であれば決して許されないことであるが、世間はそれを許容した。表だって批判するものは皆無であった。

 それはヘイトスピーチを撒き散らす団体、または人物であると認定されていたからである。

彼らの行ってきた世間でヘイトスピーチと認定されたデモ行進・街宣活動は、そこまで世の不平等・不条理を正当化させてしまったのである。

 表現の自由・言論の自由、そして政治活動の自由を錦の御旗としてやりたい放題やってきた。

「今の法律で規制できるんですか。できる訳ないでしょう」、と嘯いた結果、所謂ヘイトスピーチ規制法なる新法ができて

表現の自由に足枷が嵌めららてしまったのだ。

吉田氏もそうしたヘイトスピーチ団体への登壇・参加を以ってその仲間と認定されているのではなかろうか。

 

前回、平成26年区長選の結果

30,751  田中大輔 自民公明推薦 当選

24,189  喜冶賢治 民主・生活者ネット推薦

19,944  宮本智  共産・社民党推薦

 1,745  無効票

 


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