前澤友作氏という通販サイト大手の社長が若い女芸能人と熱愛を展開しているとのことで連日、民放テレビのワイドショウが話題に取り上げているが、私にとってはどうでもいい話。
一部、文化人・知識人と称される人達も「どうでもいい」と言いながら総括的にこの話題に関して記述しているのを散見する。
顔立ちえからすればとてもハンサムとは言いがたく、成人男性としてはかなりの低身長である。
女性にもてるであろう要素は少ないと思われるが、金だけはたんまりとある。
事業で成功し経営する会社の実績も悪くは無い。
豪邸を建設しプライベートジェット機を所有し、その派手な生活ぶりをメディアを通じて世間にアピールしているが、その目的は「女」という事であろうか。
今回の25歳女性の以前にも美貌で売る11歳年下の芸能人女性と交際し、それを積極的にアピールしていたと言うか、少なくとも隠す事はしなかった。
つまり「私はこんなに若く綺麗な女性にもてるんです」、とアピールしたくて仕方が無い。
容姿・身長と言うハンディがあっても負けていません、とある種の虚勢を張る必要性を感じているのではないか。
そうすると数年前に既婚者でありながら複数の女性との関係が明るみに出てマスメディアから姿を消した五体不満足の乙武洋匡氏を思い出す。
生まれながらに四伎裂断という絶望的なハンディを負いながらもそれを一つの個性に置き換えて爽やかさを全面にして「五体不満足」を著しベストセラーとなった。
当時から女好きは公言しており複数のガールフレンドがいることを悪びれる風でもなく語り積極的にマスメディアディに登場していた。
しかし、当時の世間は乙武氏を叩く事はしなかった。障害者が健常者以上に頑張る姿のほうが視聴率・部数にとっては有益であったからだろう。
屈託ない笑顔とそこから滲み出る爽やかさをメディアがアピールしてくれた。そして著書の印税数億円が転がりこんできた。それもこのハンディある故である。
乙武氏ほどのハンディーを持つ訳ではないが前澤氏においても財力があれば女は自由にできる、といった思いが芽生えてきたのであろう。
相手の25歳も芸能人としてセクシーさを売りにして露出している。男性視聴者の性的好奇心を煽るのも仕事のひとつ。
それを知っていながら「こいつは俺の女」感をSNSで拡散するというのは尋常ではないだろう。
自らの力ではどうしようもないコンプレックスを凌駕するための手段なのか。
前澤・乙武両者は偶然にも今42歳。
分別ある大人の行動が期待される年齢と立場にあるはずだ。