19日、あるTwitterユーザーが投稿した、魚屋の閉店にまつわるエピソードが、反響を集めている。

ユーザーはまず、埼玉県・西川口の魚屋・魚勝が先日閉店したことを報告。いわく魚勝は「行列のできる魚屋」だったそうだ。

ユーザーが添付した画像によると、魚勝は16日に閉店しており、店のシャッターには「諸般の事情により58年間の営業を終えることになりました」との貼り紙があった。

そしてこの日、ユーザーが店の前を通ると、閉店の知らせの横に、新たな貼り紙が増えていたとか。貼り紙には「“𩵋勝様”知って居ますよ刺身の味を 百名以上並んで買った思い出も」と、魚勝との思い出に始まり「包丁一筋半世紀 旦那が病に何度か伏しても立ち上がり包丁を又握って下さった」と、店主のエピソードを綴る。

続けて「𩵋勝の刺し身は私共庶民の倖せな味でした 店が閉じられとても悲しいです」と思いを伝えると、「永い間の感謝に心をこめて ありがとうございました」と締めくくった。そして最後には「清水の次郎長」の署名がある。

ユーザーは魚勝を利用したことがなかったそうだが、「ご近所にとても愛されていたんだなと目が潤んだ」と、涙したことを明かした。