二・二六事件墓前祭

   2月26日(水曜日)東京・麻布の賢崇寺において二・二六事件の墓前際を斎行。
境内墓所の奥まった一角にある「二十二士の墓」の前において正午より執り行う。
国民儀礼に引き続いて主催者である私から一言ご挨拶を申し上げる。
昭和維新に代わる平成の維新を断行するために決意を新たにするという、この墓前祭の意義を説明させていただく。
献花に引き続け、国士舘大学の松田晃平君が決意文を朗読。
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参加者全員で、三上卓作詞・作曲の「昭和維新の歌」を唱和して終了した。
ご参加・ご協力くださいました、各団体・個人の方々、誠にありがとうございました。
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 午後1時からは本堂にて「仏心会」が主催する法要に参加する。
昨年の七十五回忌より、外部の人間を呼ばずに内輪だけの少人数で行うこととなったそうだ。
参列者は決起将校の遺族を中心に三十名程。
僧侶読経に続き全員が焼香。
 昨年より代表となった香田氏が挨拶。
 その中で二・二六事件を「昭和史の中の悲劇」であったと明言。
 この点については後日ゆっくりとその真意をお尋ねしてみたいところである。
 一昨年まで代表を努めてきた安田善三郎氏においては、「私心がなかったことは認める。しかし、人の命を奪った事は決して許されることではありません」
と、決起した青年将校等を批判するともとれる発言を度々発してこられたし、朝日新聞のインタビューにおいても述べておられた。
 実兄も含め先達の行為を「認める」とか「認めない」とか、相当に崇高な立場におられるものと感心するところである。
 これは私の知るところでは、この決起将校の遺族で作る「仏心会」の性格によるものであると感じている。
 事件から30年目の法要に際して渡辺錠太郎教育総監の長女である渡辺和子女史が参列した。
 「是非行ってみるべきよ」と、友人の誘いに応じて初の参列であった。
そこで、30年前のその日、9歳であった自分の目の前1メートルで父を射殺した、安田優少尉の実弟と向き合ったのだ。
安田氏は兄が行った凶行の非を謝罪したが、許してもらえるものでもなかった。
 18歳で洗礼を受け、現在はノートルダム清心女子大の名誉学長を務める、敬虔なカソリック信者である渡辺女史の勧めによって安田氏はカソリックに改宗。 敬虔なカソリック信者としての生活を送るようになったと聞く。
 その安田氏が仏心会の代表として長年、全殉難者慰霊法要を司ってきたのだ。
 
 つまり、決起した青年将校の親戚の一人としてここ数年に渡って私が見たり経験しているところでは、この仏心会による法要というのは、事件において命を落とした重臣や警備の警官に対する贖罪と反省の為の法要ということになる。
 自分達の親族が人殺しをやったので、申し訳ございません、と詫びるための法要になっているのである。
 この場は別段に、国家の革新を祈念するとか、維新の成就を目指すといった政治的な主張を発する場ではない。
 その半面では反省や謝罪を行う場でもないはずなのである。
 一昨年、仏心会は社団法人としての登録を果たし、「二十二士の墓」の所有権を取得した。
 管理運営も思いのままである。よって、私が主催する墓前祭においても、墓前を「使わせない」権利さえも持っていることになる。
 
 「仏心会」というのは、任意の団体であるから、誰がどのように運営しようが、外部からとやかく言われるものではないだろう。
 しかしながら、日本の近代史において無視することのできない二・二六事件を惹起せしめた青年将校の遺族の集まりとして、
毎年「二・二六事件」の名称を冠して、その日に法要を営む以上は、関係者各位の総意を無視することは出来ないのである。
 
法要後は、賢崇寺に程近い高山亭にて内輪だけの直会を行う。
2年ほど前に開店した信州蕎麦の店。
昼食時を過ぎていたので貸切状態。
 
先付け・前菜・刺身・煮物・焼物・天婦羅・茶碗蒸し
そのほか、蕎麦とアイスクリームがついて2000円。
これは豪華でお得だ。
この日ばかりは法要の後なので、日本酒をチョット一杯。
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「人命尊重」、で世の中が変わるのかね

 
2月26日(土曜日)
麻布の賢崇寺で2.26事件全殉難諸霊慰霊法要
法要の後に、麗澤大学教授で昨年10月に内閣参与となった松本健一先生が
「雪の2.26事件」、と題し記念講演を行った。
先生は5年前の事件後70年とその翌年にもこの場で講演を行っている。
 
5年前の講演では、北一輝に関する著述はすべて書き上げた、
これ以上は新しい資料は出てこないだろう、と話した。
しかし、3年前に「満川亀太郎日記」が出版された。
北・大川と並ぶ猶存社の三尊といわれた人物で、「天神さん」と呼ばれ大変に面倒見の良い人物であった。
北や中野正剛とは懇意であり、日記の中では、誰と何時逢ったかなどが具体的にでてくる。
貴重な資料である。
 
まだまだ、研究しなければならないのだが、内閣参与に就任してからは
著述全550ページの残りの50ページが全く書けないほどに、多忙を極めている、とのこと。
松本先生が手にする満川亀太郎日記等の書籍には、びっしりと色とりどりの付箋が挟み込まれている。
おそらく、中には多くの書き込みがなされているのだろう。
アラブの状況とダブらせて、「軍隊が国民の側に立った時に独裁を倒す事ができる」
「国民を救おうとしたのが青年将校であった」、と締めくくった。
 
講演に先立っては仏心会(殉難者の遺族の会)代表世話人の安田善三郎氏が挨拶。
一昨年12月の朝日新聞のインタビューに語ったのと同じ、
「私心がなかった事は認める。しかし、人の命を奪ったことは絶対に許されません」、との持論を参会者一同に明言した。
 
 226事件に関らず軍隊というのは人の命を奪う事を前提に組織されている。
将校はその軍隊を指揮する立場にある。
しかし、、この安田氏の考え方というのは、一種の反戦平和主義者と共通するものがある。
「日本は侵略戦争をやった。アジアの国々に謝罪しましょう」、的な発想と共通している。
仏心会は政治的な集まりではない。しかるに、維新の成就のために頑張ろう、といったスローガンの下に法要を営むものではない。
と、同時に「多くの人の命を奪った青年将校達を許さない」、と言った主張を発信する場でもないはずだ。
安田氏個人がそのような考えを持つのは自由である。
しかし、そのような人物が世話人代表となって、青年将校等の殉難者法要の場を取り仕切ることが、適切なのかは大いに疑問である。
花や供物が一杯
外国人(主に西洋人)向けの高層マンションが林立する高級住宅街の中にぽっかりと空いたような空間に位置する麻布・賢崇寺の墓所。その一番奥に二十二烈士の墓碑は位置する。

五・一五から78年

 
五・一五事件から78年か。
首相官邸を占拠して放送局や警視庁・変電所などを制圧しようと試みた国家改造運動だった。
首相官邸を急襲した主導者だったのが三上卓・海軍中尉。
子供の頃、父親に連れられて練馬の自宅によく遊びに行ったものだった。
父親とは同郷だったこともあり、親しい間柄だったらしい。
二人でどんな話をしていたのか、私には分かるはずもなかったが、家で飼っていた白い犬を相手に時間をつぶしていた記憶があるくらいで、
小学生の私としては、三上卓本人についてはそれほど強い印象を持っていなかった。

昭和7年2月に首相に就任した犬養毅が軍縮に積極的だったという事であったが、当時の経済的に疲弊し状況においては、
政権を倒すことが目的であり、犬養でなくてもよかった訳だ。
「まあ、話せばわかる」「問答無用。撃て」で、銃撃した訳であるが、これが民主主義・政党政治を崩壊させたと言われている。
コッチは殺害する事を目的に行っているのであるから、今更話すことなんかある訳がない。
私だって鳩山を殺しに行ったなら官邸の食堂で出くわそうと、今更お話しなんかする事はないだろう。
話したいことがあれば、今の内に面会に応じておれば良いわけで、下らん命乞いに付き合うつもりはない。
 
判決では懲役15年だったが、4〜5年で社会復帰を果たしていたと思う。
当時の社会情勢に鑑みて多くの嘆願書が提出された。世の中が彼らの行動に対して好意的だった。
これをして、4年後の二・二六事件では決起将校等が事態を軽く考えていたという事もあるだろうか。
 
私の父の葬儀では三上さんの奥さんも参列してくれていたが、従姉妹である私の母は彼女の事をあまり良く思っていない。
「よくもあんな人を私に押し付けて」、と生涯浪人の父を紹介して仲人したことを恨んでいる。
が、三上卓夫妻がいたから、現在此処に私が存在していることは間違いのない事実らしい。

これじゃあ、青年将校等も浮かばれんだろうに

青年将校等による昭和維新運動の原点ともいえる、2.26事件から74年。

麻布の賢祟寺で全殉難者慰霊祭が行われる。

主催する世話人の安田善三郎もキチガイだが、ここに集う人間にもおかしな輩が大勢紛れ込んでいる。

法要後の直会に参加するも、席を同じくする人々の中にはとんでもない連中がいる。

戦後体制のぬるま湯の中で、旨い汁を吸ってきた連中が、善人面して賢者の如く話ているのを見るのは反吐のでる思いだ。

参列者は80人位だっただろうか。

しかし、2.26と言えば大雪というイメージが付き物だが、今年は偉い暑かった。

賢祟寺二十二烈士の墓碑


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